あの頃

はろー、はろー、はろー。

 

皆さんの"あの頃"はどんなものでしたか?

あの頃とは私の世代でいうと「鳥の詩」や「you」や「アンインストール」などを聞くと否応なく想起してしまうあの頃です。

もっと一般的にいうと、無謀な夢や壮大すぎる世界を内に秘めていた無邪気な時代のことです。

 

あの頃を過ごしていた時は子どもで、何も力が無くて、そうした大きなコトを語るぐらいでしか自己を確立できなかったかもしれません。そして、周りも同じような人達ばかりだったので無条件に無反省に話せていたのでしょう。

そして年を取るにつれて、多くの人と対等に関わり合うことで自分の能力や性格を客観的に認識して、自分という存在がちっぽけなものであるということを自覚するのに加えて、そんな自分でも割と生きていけることも知り、あの頃の世界は不必要となり忘却されていきます。

SNSを更新しなくなった友達は私より遥かに忙しい世界を過ごしていて、あの頃なんか思い出している暇も無いでしょう。

いつしか同窓会で友達と、お盆や年末年始で家族とあって、そういう時にだけ「あの頃は若かった」と話のネタとして消化されるぐらいにまで成り下がるまでになります。

 

もちろんあの頃を過去のモノにせずに引きずって、今と共に生きた方が良いとは限りません。

ですが久しぶりに会った友達があの頃を語るときの顔はあまりにも寂しそうでした。

モノを作る皆さんは探求心や達成感や名誉欲だけでなく、あの頃の夢や世界を実現させたいという気持ちがあるのではないでしょうか。

それは、あの頃の自分が成し得なかったことを成すために、あの頃の自分を喜ばせるために、せめて今だけは「あの頃は若かった」と思い返される側にいたいために。

 

 

あとがき

何かなんとなくで始まって、なんとなくで終わっちゃったんですけど、確か悩んでいる友達へのエール文みたいな感じで書こうと思ってたんですよね~~

三つ子の魂百ではないですけど、やっぱ思春期時代(あの頃)ってのは一生付きまとうと思っていて、人生の舵取りする上での重要な要素もそこにあるかなと思って、こういうタイトルにしたんだったと思います。(いま考えるとそこまで思春期に影響されているの私ぐらいでは?って気もした)

ただ別にあの頃と向き合えとか夢を諦めるなとか言いたいんじゃなくて(本文だとそんな感じのまとめ方ですが)、あの頃をポジティブに思い出すことで、その時の個別的かつ無条件な情熱も再燃して前向きにモノごとを考えらえるんじゃないの~~ぐらいの軽いノリだったんですけど、書いてるこっちがアイチチチチってダメージ負うぐらいの記事になりました。

何かすいやせんw(誠意が感じられない謝罪)